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中古住宅のシロアリ調査。 [シロアリ]

みなさん、こんにちは。

空き家の中古住宅の調査に行ってきました。
何か皆さんの参考になることが書けるかしら?

築年数は不明ですがおおよそ40年くらいかしら?
空き家といってもつい最近まで住んでいたとのこと。

まず浴室、トイレ等から目視と打診で調査。
異常はありませんでした。
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次はいよいよ床下へ。床下収納庫があったのでそこから
下に潜ります。電気は元を切ってあるので懐中電灯で調査。
床下を見た瞬間にシロアリがいるかいないか体感で大体の
予測はつきます。確率80%くらいなかあ?
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今回は、いる、と思いました。
というのは中くらいの湿気があったから。シロアリって、
過剰な湿気の床下よりも中くらいの湿気の場合がいるよう
です。極端に「保水性の高い」土壌はシロアリにとっても
生息しにくいんだろうな、と思っています。

つまり、床下の湿気が強ければ強いほど比例してシロアリ
がいる確率が高くなる・・一般常識は私の経験上は間違い
と思ってます。

それと土壌の質。う~ん、土壌の質といっても説明が難しい
・・。直感?というか、「砂質」よりは比較的「粘土質」の
ほうが可能性が高い気がします。あ、砂質ならいない、と
いう意味じゃないですが・・やっぱり説明が難しい・・。
たぶん、蟻道の1本や2本はあるかもしれないと思いました。
RIMG0089.jpg
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ところが、仔細に調査してもシロアリの兆候は無し。
おかしいなあ?それに土台や床板の裏側に腐朽菌はほとんど
見られない。これもおかしいなあ?外れみたい。
でも、お客様にとってはいいことですよね。

仕方ない、今回は私の直感がはずれたみたい。まあいいや、
奥まで見て調査終了・・と思ったら木屑がありました。
比較的、床下に残材は少ないので木屑にも食害はないだろう
と思いましたがひっくり返したらありゃあ!食害が!
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RIMG0100 (2).jpg
ピンボケ写真ですみません。これじゃあわからないかもですね。
RIMG0104.jpg
シロアリ特有の心材だけ残して食べた跡です。

木屑を割ってみたら数匹のシロアリが慌てて出てきました。
シロアリは明かりが嫌いなので懐中電灯で照らしたらすぐに
木屑の中に逆戻りします。

で、小さいので接写でないとうまく撮れない。
それに動き回るのでなかなかピントが合わない。それでも
なんとか撮ったのが下の写真です。ピンボケですね。

しかし、いないと思ったのにいたのはまだ直感は鈍っていな
かった・・というか。お客様にはなんか申し訳ないけど。

しかし、この家はそれなりの湿気があるのに、なぜ構造材
にはカビ(木材腐朽菌のこと)が生えていなくて良好な状
態なんだろう?と思いました。
RIMG0091.jpg

よく見ると「猫土台」でした。今風に言えば「基礎パッキ
ン工法」です。通気がいい。おまけに通気口も適切な位置
につけてある。かなり凄腕の大工さんだなあと思いました。

残念ながらシロアリはいたけどまだ被害の段階ではない。
実害がなくて良かった。

床下調査の後に今度は外回りの調査。
外回りも比較的きれいで残材の放置などはなかった。
ただやはりわずかながらシロアリの兆候はありました。
木の杭と切り株にシロアリの兆候がありました。
RIMG0080.jpg
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まあ、ちょっと古い家ならどこの家でも仔細に探せばシロ
アリの兆候はあるので珍しいこともでもないですが。

この家は(シロアリはいたけど)それ以外の状態はとても
いいと思います。価格次第ですが、安ければ買い得に思い
ます。

というのは無理に新築にこだわって長期ローンで苦労する
よりも質の良い中古住宅を安価で買って、外壁や水回りに
少しお金をかければトータルでかなり節約できると思うか
らです。
RIMG0108.jpg
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玄関の柱の根元に注目。木が床面に接触しています。
シロアリが登ってきやすいですね、今後の注意箇所。

そういえば以前に羽アリが出たので調査させてもらった家
を思い出しました。築20年くらいだったかな?中古住宅を
購入して2年後くらいかな?残念ながら部分的にシロアリが
発生したわけですが被害は軽微でした。

ビックリしたのはその購入価格の安さ。60坪の土地付きで
1000万位だったと思う。通気も良く土台など構造材はカビ
ひとつなくとても良い状態でした。
これなら30年~40年は楽勝。

もっと安く中古住宅を手に入れたかったら競売物件を狙う
手もあります。ネットでも今は調べられるそうです。
昔、初めてお客様に同行して地方裁判所の競売物件を見に
行ったことがあるけどその安さに驚愕した覚えがあります。
RIMG0081.jpg
犬走でぐるりと囲んでいます。う~ん、個人的には・・
一長一短あります。

まあ、地方によって一概には言えないけど安価で中古物件
を手に入れたかったら参考にしてくださいね。
空き家が増えていますので交渉次第では破格の安さで手に
入れるチャンスもあると思います。

長くなったのでこの辺で。
最後までお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様にいいことがありますように。


ジョーク

灰になる

大金持ちのおじいさんは重い病気にかかり、先が長くない
ことを知ってしまいました。
そこで、信頼できる医者、神父、弁護士の3人を枕元に呼び
ました。

「・・・金が私の人生のすべてだった。これまで築いた財産
を残して死にたくない。」
「ここに、10万ドルずつ入った封筒が3つある。」
「君たちを信頼してこれを預けよう。」
「私が死んだら、棺に一緒に入れてほしいのだ。頼む・・・」

3
人は神妙な面持ちでうなずきながら、封筒を受け取りました。

そしてちょうど1週間後、おじいさんは帰らぬ人に。
葬式の日、医者、神父、弁護士の3人は棺の中にそれぞれ封筒
を入れました。

帰り道、医者は言いました。
「実はうちの病院、最新の医療器具を買うお金が足りなくて。」
「悪いことと知りながら、封筒の中から2万ドル使ってしまい、
棺に入れたのは残りのお金だけなんです・・・」

それを聞いて神父は言いました。
「ああ、私も懺悔しなくては。」
「うちの教会は屋根が破れたままで、このままでは貧しい人々
を救うこともできません。」
「悪いことと知りながら、封筒の中から5万ドル使ってしまい、
棺に入れたのは残りのお金だけなんです・・・」

それを聞いて弁護士は言いました。
「君たち、なんてことを!
「あきれた人たちだな。恥を知りなさい!

「私は言われたとおり、棺にちゃんと全額10万ドルの小切手を
書いて入れましたぞ!










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