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猫町と旅など・・ [つまらない]

皆さん、こんにちは。

例えば、(どっちかというとボォ~とした脱力的気分で)
本を読んでいたり、TVでドラマや映画など見ていて
本の文章の一節や、あるいは映画の中のちょっとした
台詞に「反応」してしまうときってないですか?

そういう時は、本の場合は付箋を貼っておいたりできる
けど映画の場合は近くに紙とペンがあれば慌ててメモする
んだけど、無い場合は頭の中に記憶しようとする。

でも、記憶なんてすぐに忘れてしまう。
泡沫の泡のようなものですね。人生なんてのも泡沫の泡
みたいなもの・・と、この頃強く思う。ぁ、脱線。

最近、ある本を読んでいて「反応」した文章があります。
それは、以下の文章・・。

旅への誘いざないが、次第に私の空想ロマンから消えて 行った。昔はただそれの表象、汽車や、汽船や、見知ら ぬ他国の町々やを、イメージするだけでも心が躍おどった。 しかるに過去の経験は、旅が単なる「同一空間における 同一事物の移動」にすぎないことを教えてくれた。 何処どこへ行って見ても、同じような人間ばかり住んでおり、 同じような村や町やで、同じような単調な生活を繰り返して いる。

今までそんなに海外旅行に行ったわけじゃないけど何となく
漠然と所詮、私は海外では通り過ぎるだけの 異邦人なんだと
感じていた。
だから、できることなら一か月とか現地に滞在すれば 違った
側面というか人との関わり様があるんだろうな、 と思っていた。

でもね、それ(長期滞在)が仮に可能になっても、やはり・・
何処どこへ行って見ても、同じような人間ばかり住んでおり、 同じような村や町やで、同じような単調な生活を繰り返して いる
・・のはきっと変わらないんだろうなと思う。

だって、人種や文化が異なっても「生活」することはどこの
国でも大同小異でしょ。なぁ~んって言ったら身もふたも
ないけど(笑)

ところで引用した文章は萩原朔太郎さんの「猫町」という
素敵な短編小説からです。以下のサイトで読めます。



写真は連休で帰京した娘が飼っている猫。
カリーナとジョコタンだそうです。もう帰っちゃったけど。
IMG_0331.jpg

IMG_0328.jpg

IMG_0349.jpg

最後まで駄文にお付き合いいただいて感謝します。
どうか皆様にいいことがありますように。

<ジョーク>
正直

子「お父さん、この世に正直ほど大切なものはないって
  本当ですか?」
父「もちろんそうだ。ただ大切なものはあまり使わないで、
  大事にしまっておかなくてはいけないよ」



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